ウマに乗っている時、「もっと速く」「次は軽速歩」などの指示は、かかとでウマの腹をぽんと蹴る、もしくはぎゅっと圧迫して出しますが、これ、なかなか思い通りにはいきません。
私としては結構な力で蹴ってるつもりでも、先生に、
「全然効いてないです!ウマが無視してます!キック!!もっと!!!」
と言われることもしばしば。
ついに先生がウマを止めて私のブーツをぐいっとつかみ、
「こういう向きでぎゅっと!ウマの腹に当てます」
と動かしながら教えてくださいました。
蹴る強さの問題ではなく(いや、それもありますが)、ウマのお腹にかかとを当てる位置と角度が大切なのです。
過去にも何度かそうして教えてもらったのに、すぐ忘れる・・・。
普段の足の位置は図左。かかとを踏みさげる感じで、太ももは内旋。
合図を出すときは、図右。太ももを外旋させ、かかとを下から抉るようにぐいっとあげる。
図中、緑の丸印はかかとの中央を表します。
かかとをあげる事に気を取られると鐙が外れてしまうので、なかなか思い切った動きができないのですが、それは、
「足全体をあげるんじゃなくて、つま先立ちになるんです」
とのこと。
普段、足首から先をこんなに意識して動かすことはないので、そのへんの神経が発達してない感がすごくあります。けどきっと、動かしてたら神経回路がつながるはず。
忘れないようがんばります。