今から乗馬始めます

40代半ばから乗馬を始めた人の記録です。ついに憧れの駈足レッスンスタート!モンゴルの大平原を駆け抜ける夢に、一歩近づきました。

177鞍目 腕と脚と胴体

今日は普段習っている先生が不在だったので、別の先生のレッスンでした。

 

いつもは初心者向けクラスの先生なのですが、今日習った先生は上級者クラス専門。競馬の騎手を目指すキッズや、馬術競技の大会に出る人を対象にレッスンをしています。

 

どんな感じかなーと思っていたら、やはり教え方が全然違いました。

「ウマを完璧に操る」を念頭に、歩いたり走ったりするスピード、歩くコースなど、すべてをウマ任せではなく、こちらが意図したとおり動けるよう、細かく指導がなされます。

 

「ちょっと遅れてるよー!!コースが内側に入りすぎ!脚入れて!遅い!!」

びしびし鍛えられて、いつもとは違う緊張感でした。

 

覚えておきたいこと。

「腕、脚、胴体は別々」

例えば手綱を引くとき、腕は動いても胴体までつられて前屈みにならない。指示を出すため脚を動かしたとき、体がぐらぐらしない。

胴体はいつも一定で、ウマの上でまっすぐに。腕と脚は指示を出すために動かし、それに体がつられない。

 

PCに向かいながら、椅子の上で手足を動かし、エア乗馬をしてみると「ああ、こういう動きね、うんうん」と思うのですが、ウマの上だと全然できないんだろうなー。

でもきっと意識するだけで少しは変わるはず。

次はこれを念頭にがんばるぞー。

 

176鞍目 落馬

 

雨がやんでやっと乗馬です!かれこれ3週間ぶりでしょうか。

と思ったら落馬しました。

一緒の馬場でレッスンしていた他の方のウマ、Mちゃんがなんだか落ち着かず、最初からそわそわ。

私がいつもの相棒Tちゃんに乗って速歩をしていたところ、Mちゃんが進路の正面にばっと入ってきてしまい、Tちゃんはびっくりして横っ飛び。私はそのままずるっと横に落下しました・・・。

 

滑り落ちる感じで手綱もしっかり持っていたので、上手に脚から着地して転がり、どこもケガはありませんでした。

 

雨が続いて、ウマも走りたいモードになっていたのでしょうね。こういう日は暴走しがちだよなー、と思っていたら、案の定でした。

 

 

落馬の後は、しばらく先生が乗ってウマを落ち着かせます。

大丈夫だな、となったらレッスン再開。

先生の後に乗ると、ウマが言うことを聞くおりこうさんモードになっててとても乗りやすいです。

 

落馬すると怖くなってしまうので、その日のレッスンは中止する、という方も多いですが、問題なければ私は乗ります。だってレッスン代もったいないから!

落馬は習い始めの頃に1回したきりだったので、4年ぶりくらいです。これは少ない方なんだそうです。

 

 

ちなみに、いつもイラストには描いていませんが、乗馬するときは、バイク用のエアバッグベストを着用しています。

ボンベ内蔵のベストで、普段はぺたんこですが(図左)、ひも(矢印)を鞍につけておくと、落下したときにひもが抜けてエアバッグが作動、一瞬でガスが充填され、ぽんぽこりんにふくれます(図右)。

首回りから上体が保護されて安心です。

175鞍目 棒ではない

乗馬クラブのネコ。一瞬、プランターに何が生えているのかと驚きました。

 

前回のレッスンで、「座骨の真上から体重をのせる」を理解したので、そのように心がけたのですが、心がけるあまり、上体が棒のようにがちーんと固まってしまいました。

それは間違いです!

 

座る時は、12/26、169鞍目のイラストのように、少し骨盤と背骨を屈曲させ、ふわりと座ります。

ので、174鞍目のイラスト①は、体重を乗せる位置、前後するときのヒンジの位置を図示しているとお考えください。

 

 

乗馬以外のスポーツでもそうなのですが、どうも私は力を抜くのが苦手で、すぐがちがちに体を固めてしまいます。

そこで先生からの新アドバイス「呼吸法」。

 

軽速歩の「立つ・座る」の「立つ」ときにふっと息を吐き、お腹を膨らます感じで力を入れる。「座る」時に息を吸いつつ、力を抜いてすとんと、ふわっと座る。

 

確かにうまくできると、すーっとウマが速く走ります。そして立つ座るが素早くできるので、いつも「動きが遅いです!」と言われるのも解消できます

 

 

ただねえ、力を入れる+息を吐く 力を抜く+息を吸う のセットがなかなかうまくいきません。普段の生活だと、力を入れるときって、息止めませんか??

頭では理解しているのですが、実際ウマの上で体を動かすと、息を吸う、吐くが混乱してしまい、過呼吸になりそうでした。

 

いろいろやってみた結果、鼻で息を吐き、口で息を吸うのがやりやすいようです。

次のレッスンまで、お腹に力を入れて息を吐く、力を抜いて息を吸う、を練習しておきます。

174鞍目 まっすぐとは

ここのところ、雨でレッスンが何度かキャンセルになり、久々の乗馬です。

 

が、気温が低くまあまあの強風。

これは風にびっくりしてウマが暴走するパターンだな、と思いつつクラブに行くと、昨日までの雨で馬場は水たまりだらけです。

ここで落馬したらどろどろのべたべたになる・・・絶対落ちるのヤダ!!と気合いを入れて乗りました。

 

今回覚えておきたいこと三つ。

レッスン中、「体をまっすぐに、上体を起こして」とよく言われますが、まっすぐというのは「ふたつの座骨に、上体の体重が真上から乗っている状態」です(図①)。

 

そして、「体を起こす」時は、鼠径部を蝶番の軸として、背筋を伸ばしたまま体を動かします。やりがちな間違いは③。背中をそらせて顔だけあげるのは×です。

 

また、右に曲がる時は上体を右にひねりますが、背中をねじってはいけません。腰に歯車が入っていて、そこを回転させるイメージでひねります。

 

これを忘れないように、次のレッスンでは最初からできるようにせねばー。

173鞍目 雪の外乗

 

行ってきました!雪の外乗!!

 

毎年この時期に、クラブで催されている外乗ツアーなのですが、私はこれが初めての参加です。

昨年は暖冬の影響でほとんど雪がなかったそうですが、今回は前の週にタイミングよく寒波が訪れ、ベストな感じの積雪でした!

天気もよく、風もなく、最高のコンディションです。

 

お世話になった施設はモンゴル乗馬なので、鞍や乗り方がいつもとは違います。

速歩、駈足のときは鞍に座らず、鐙に立ったまま走るということで、最初に雪のないところで練習してから出かけました。

 

雪の中だと、ウマが足を高くあげて歩く&走るため、普段より上下の揺れが大きくなります。

そして鐙に立ったまま駈足、というのが結構難しく、なかなかまっすぐ立てませんでした。怖くてついつい前屈みになり、鐙がどんどんずれてしまうのです。

実はついていくのに必死でした。

 

それでも真っ白な雪景色をウマで行くのは最高の体験でした!

静かな雪原の中、ウマの息づかいと足音を聞きながら走っていると、大平原の遊牧民になったようでとても楽しかったです。

 

 

ちなみに気温は-3℃。とても寒そうに見えますが、走っていると暑いくらいです。いつものヒートテックを極暖に変えただけで全然大丈夫でした。でも風があったらもっと寒かったかもしれません。

 

また来年も行けるといいなあ・・・。

小ネタ おなら

ウマは大変臆病な動物で、見慣れないものや聞き慣れない大きな音などに驚き、不意に走り出すことがよくあります。

今日私が乗ったウマは、自分がしたおならの音に驚いて、暴走しました。

 

先生「はい、軽速歩~」

 タッタッタッタッタ

 ブッ!

ウマ「ひゃあー!!」

私 「あ、ちょ、今のはあんたのおならやー!!!止まれー!!」

 

*普通は驚きません。

171鞍目 ウマシフト

もう一回やるの??!

うちのクラブでは、ウマが働くのは基本的に午前1回、午後1回までです。

連続出動することはほとんどないのですが、運動不足な時や、乗る人の予約状況でどうしてもシフトが回らないときなど、まれに続けて働く事があります。

 

先日、しばらくぶりに道産子ちゃんに乗り、レッスンを終えて洗い場に向かっていると、次のレッスンを予約しているOさんとすれ違いました。Oさんは毎回必ず道産子ちゃんに乗る方です。

 

「あらー、道産子ちゃん連続出勤なんだ」

と思った時、ウマ本人もそれに気づいたようです。

「え、あの人がいるってことは・・・次も私なの?」

はっとした後、とてもイヤそうな顔になりました。

 

道産子ちゃん、洗い場について私の鞍を下ろしたら、すぐOさんの鞍を背中に乗せなくてはなりません。

彼女があからさまに憮然としているので、

「ちょっと、そんな顔しないでよー(←Oさん)」

「さっきあんまり走らなかったから、そんな疲れてないでしょ?(←私)」

「もう一回、ファイトー(先生)」

と皆に声をかけられていました。