今から乗馬始めます

40代半ばから乗馬を始めた人の記録です。ついに憧れの駈足レッスンスタート!モンゴルの大平原を駆け抜ける夢に、一歩近づきました。

136鞍目 外乗

クラブ主催の八ヶ岳外乗ツアーに行ってきました。

この時期の八ヶ岳は新緑が美しく、気候もすがすがしくて最高ですね。

現地では数名ずつのグループに分かれ、速歩コースや駈足コースなど、それぞれの習熟度に合わせたルートを回りました。

 

今年は初めての駈足コースでした!といってもずっと走っているわけではなく、林の中を並足で歩きつつ、足場のよいところで駈足をするのです。

 

森の中を走るのは楽しかったです。木々の間を駆け抜けるのは野生動物感があって、とてもわくわくしました。

森なので、ところどころ道の方に枝が飛び出ています。ウマは、自分はちゃんと枝をよけますが、背中のヒトの事は考えてくれません。片手で枝を払うような余裕はどこにもないので、私の顔を葉っぱがバシバシ直撃しましたが、それはそれでまた楽しかったです。

 

 

普段は駈足を始めても、バランスが崩れたりするとすぐ停まってしまうのですが、今回は群れなので、ウマは乗り手がぐらぐらしようが鐙が外れようが、前のウマについてどんどん走ります。ヒトとしてはもう必死で乗り続けるしかないので、外乗は駈足上達の近道、なんだそうです。

 

そして春の外乗は新緑の中を歩くので、ウマにとっては周り中ごちそうだらけ。

きちんとウマを制御できないと勝手に道ばたの草を食べ始め、なかなか歩いてくれなかったりするのですが、わたくしももう乗馬歴3年弱。ウマの気配を察し、先んじてウマを制することもできるようになりました。

 

・・・と思っていたのですが、速歩に入ったときにやられました。さすがに走ってる時は食べないだろうと油断していたら、速歩しつつ傍らの草を素早くブチィッ!と噛みちぎり、もぐもぐしながら走るという荒技を見せつけられました。

さすが、ウマも慣れています。多分、

「このコースならあの辺で食べられる」

という、食べやすいポイントがウマの中であるのでしょうね。

こちらとしても、停まってしまわなければOKなので、走り食いは人馬双方にメリットがあります。

「この方法なら食べても怒られない!」

と編み出したテクニックなのだろうなあと、ちょっと感心したのでした。