先日、クラブに凄腕トレーナーさんが来られてました。
レッスン後、スタッフさんにウマのトレーニングについてレクチャーしているところを見学したのですが、ウマの様子が、他の人と接するときと全く違っていて驚きました。
リンゴを片手に、あるウマに近づくトレーナーさん。
このウマは若くてとてもやんちゃなので、普通なら「リンゴだ!ちょうだいちょうだい!!」と大騒ぎなのですが、「NO」と言うトレーナーさんに気圧されたように、数歩後退します。首を高くあげ、「コノヒトニサカラッテハイケナイ・・・」と言う顔をして、トレーナーさんの許可が出るまでリンゴをがまんしています。
イヌだと「ご主人!ご主人の言うことは何でも聞きますよ!命令をどうぞ!」、アシカだと「このサインが出たらこうする、そしたらエサがもらえるんでしょ?」なのですが、ウマの場合「圧倒的上位者であるリーダーに逆らうことはできない・・・」といった感じでしょうか。
群れにおける順位制を理解し、ウマの上位に立つことで指示に従わせる、といった印象を受けました。
動物によってトレーニングの方法も違いますね。