強風の予報が出ていましたが、私が乗った時間はまだ吹いてなくて一安心。
なんというか、私は起動が遅くて困ります。
しばらく乗っていると、
「ああ、方向変えるときはこうだった」
「立つときはお腹に力入れるんだった」
と思い出すのですが、そこまでに15分くらいかかるんですよね・・・
加えて、頭で思い出しても実際に体が動くまで、さらにタイムラグ。
さて、相変わらず駈足練習。
円を描いて走るのですが、3周くらいで速歩に落ちてしまいます。
ああまた止まっちゃった、と歯がゆく思っていたら、先生から、
「止まってもいいので、すぐ並足→駈足の指示を出して、再開してください」
との指令が飛びました。
都度、姿勢を立て直して駈足に戻すよう心がけていたら、そのうち駈足が続けられるようになるそうです。
「馬の方も、止まってもどうせすぐ駈足って言われるから、止まらずに走っておこうと思うようになります。止まったら休憩できるって思わせちゃダメなんです」
なるほどー。
今日の相棒はサラブレッドTちゃん、一緒にレッスンを受けたもうお一方は道産子ちゃんだったのですが、道産子ちゃん、相変わらずのわがままプリンセスです。
終わった後も洗い場で、手入れをしようとする人に幅寄せしたり、足踏みして裏掘りを妨害したりとやりたい放題でした。
するとそこへ、ベテラン会員のNちゃんが登場。彼女は幼少期からクラブに通っていて、今や半分スタッフみたいな人です。
言うことを聞かない道産子ちゃんを認めたNちゃん。怖い顔をして、道産子ちゃんの前にずいっと詰め寄ります。すると道産子ちゃんが後ずさって頭をのけぞらせ、すごい顔をしました。白目をむいて耳を倒し、明らかに、
「ひいいいい!もうしませんごめんなさい!!!」
と言っています。
その後も道産子ちゃんは、道具の片付けなどで歩き回るNちゃんを首を伸ばして凝視し、
「も、もうこっち来ないよね??」
とそわそわしていました。
道産子ちゃんにとってNちゃんは、自分より先にクラブにいた先輩です。またNちゃんがすらりと背の高い人なので、小柄な道産子ちゃんより頭が上にあって、自分より順位が高いヒト、と認識しているようです。
いやしかし、あんな顔をする馬、初めてみました。