鞍が新しくなったので、毎回ウキウキでレッスンをしております。
今日も調子よく軽速歩をしていたら、ウマが急に暴れ始めました。
どうにか止めてウマの様子を観察すると、耳をピンと立て、向こうの道路を進むショベルカーを凝視しています。
「あれがイヤなの?こっちには来ないから大丈夫だよ?」
と首をぽんぽんしてなだめようとしましたが、鼻の穴を大きく膨らませ、
「ブォー!ブォー!」
という、聞いたことがない音を出し始めました。
トランペットの低音のような、ゾウの鳴き声を低くしたような音です。
ウマってこんな鳴き方もするんだ・・・。
ショベルカーは遠ざかりつつありましたが、これ以上暴れると危ないので、先生が頭絡をつかみ、注意をそらすため馬場をぐるぐる歩いてウマを落ち着かせてくれました。
なんでもこのウマは、ディーゼルエンジンの音が苦手なのだとか。ガソリンエンジンの音は平気なので、普通の車には反応しませんが、ショベルカーやバスが大キライなのです。
私はディーゼルとガソリンのエンジン音の差など気にしたことがなかったのですが、このウマにとっては大違いなのですね。どんなところが嫌いなのか、聞いてみたいものです。